3月25日、2時すぎから、
バスの中で池田さんのお話を。
1848年のフランクフルト議会における
グリム兄弟、特に兄のヤコプの役割について。
かつての1000マルク(当時約7万円)の肖像は、グリム兄弟。
話の途中で、次のホテルに到着となる。
グッと巨大で、近代的なホテル。
しかし、部屋には入らず、
ただちに見学に入っていく。
フランクフルト議会が開かれた聖パウエル教会。
ここで、池田さんの話のつづきをうかがう。
「中央広場」の市役所は、
1846年に、第一回のゲルマニスト会議が開かれた場所。
議長に選ばれたのは、ヤコプ・グリム。
ここでの議論が、フランクフルト憲法に、
さらにはワイマール憲法や、
戦後の基本法にもつながっていく。
正義・公正を求めるこちらの像は、
市庁舎(権力)に向けて、立てられている。
権力は市民による監視の対象である。
大聖堂にも入ってみる。
5時ちょうどには、ホテルの部屋に。
フランクフルト・アム・マイン(マイン河にのぞむフランクフルト)は、
ドイツで5番目人口70万人を擁する町。
350件の銀行がならぶ、金融都市でもあり、
欧州中央銀行(ECB)も、こちらにある。
5時半には、会議室階ち 集まって、
内田先生との対談となる。
内田先生は、アメリカにおける
マルクス受容の歴史を中心に。
こちらは、マルクスの実像を
(思索の成果も私生活も)、
教義としてでなく
ありのままにとらえることの大切さ。
加えて、日本でのマルクス受容と
ソ連型の思想と行動の強要の歴史についても一言。
質問や意見が5つつほど。
7時まわっての終了となる。
7時半から、みんなでにぎやかな食事をとる。
今夜は、大阪組のテーブルで。
9時半には、おひらきとなり、
ふたたび、窓から外を撮ってみる。
ベートーベンの町、ゲーテの町、
ロスチャイルドの町、アンネ・フランク誕生の町、
6度に渡りユダヤ人を虐殺した町、
民主主義の発祥の町。
様々な顔が、歴史の中に刻まれている。
明日は、7時半から、フランクフルト空港に向かっていく。
お昼には、マンチェスターに到着の予定。
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