3月26日(土)は、5時半起床の朝であった。
ネット情報を、カシャカシャやって、
6時半には朝食をとる。
ドタバタ動いて、7時半には、チェックアウト。
ただちに、フランクフルト空港へ。
「帽子をとれ」「ポケットの中を出せ」「両手をあげろ」
「カバンの中を見せろ」「ベルトの裏側を見せろ」。
厳しいセキュリティチェックを無事通過して、
ドイツ最期のビールをクピリ。
10時半には、離陸となる。
機内「うたごえ講演録チェックの人」から
「旅行雑談の人」となって移動する。
正味2時間弱で、マンチェスターに到着。
途中、日本との時差は、さらに1時間広がった。
ただちに、こちらで昼食を。
一軒だけで決めてしまってスマナイが、
わがテーブルの結論は、
「マンチェスターにうまいものなし」。
小雨の中、科学産業博物館の
紡績・織物コーナーに入っていく。
綿花から糸をつくり、布を折るまでの実演も。
ただし、こちらは電動化された、20世紀の機械たち。
こちらは、1835年の紡績工場の様子。
動いたままの機械にもぐり、切れた糸をつなぎ、
綿クズをひろう「スカベンジャー」には。
からだの小さな子どもが重宝され、
機械に巻き込まれてしまう事故も少なくなかった。
同じフロアの一角にあった、エンゲルスの紹介。
エルメン&エンゲルス商会の
イギリス支社長として1842年にやってきたと。
マルクス一家を支援するための
本格的な経営活動は、1850年から。
お隣の展示コーナーには
ネイスミスのスチーム・ハンマーとあって
ただちに直行してみたが、
残念ながら現物はなし。
途中、リンカーン像をチラ見して、
(当時、マンチェスターは、南部の奴隷労働にもとづく
アメリカ綿花の最大の買い手都市。
しかし、マンチェスターの市民・労働者は、
リンカーンの北軍支持を表明した)、
車内で、内田先生ともども感想を述べながら、
バスは一路、リバプールへ。
バスは、ドイツの左ハンドルから、
一転して右ハンドルへ。
6時すぎには、リバプールのホテルに到着。
こちらは、部屋からの景色である。
7時すぎから夕食となり、
テーブルでは、ビールトルズ、
片倉製糸、ケニヤ旅行、
安倍政権の大学政策、日の丸・君が代、
財界と政府の関係など、
ああだこうだと議論は進んでいく。
10時前には、部屋にもどり、
ネット情報を、カシャカシャカシャ。
明日は、ようやく、少しはノンビリできるらしい。
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