2月15日は,良く良く歩いた1日となる。
気分転換をするには格好である。
10時30分には,外に出る。
車中「本質の人」となり,JR「加島」から「京橋」へ,
「森之宮」へと移動する。
神戸女学院大学9条の会のひさしぶりの交流である。
11時には集合し,さっそく大阪城公園に入っていく。
とりあえずのメンバーは,N村さんとO上さん。
公園内部の地図を見て,
遠回りしながら「ピースおおさか」へ。
大阪大空襲の被害がメインにすわり,
アジアへの加害,戦後の冷戦と政治の変化についても目がとどく。
なかなか良くできた展示だと思う。
映像をつかった情報も多い。
近くにも良い学習の場があるわけである。
途中,奈良からK下さんもかけつける。
JR「森之宮」から「新今宮」へ移動。
2時すぎには,新世界へ。
ひさしぶりの新世界は,また一段と観光地化をすすめている。
そこがやはり残念である。
いつもの串カツ屋「近江屋」をめざすが,
悲しいことにこれが定休日。
方針変更でジャンジャン横町へ。
以前に,C男と入った店に行く。
入るなり,ただちに,串カツのあれこれを注文。
全員,すっかりハラがへっている。
結局,上のトレイ3つ分をペロリと食べて,一段落。
それしても,ニワリトの玉子まるごとは驚きであった。
夕食までの時間が短いことを考慮して,軽くこの程度にとどめていく。
串カツ,ザッと40~50本。
店を出て,K下さんは,ここから大学へ出撃である。
遅刻,早退のいつもどおりのマイペース。
カハハハハハ…と笑いながらの登校である。
残りメンバーで通天閣へ。
姫路人O上さんには初めてとなる。
ビリケンさんのまわりには,
あらたにビリケン絵馬がぶらさげられていた。
いつからこやつは,合格祈願の神に堕したのか。
いささかの不満を感じながら,
へこんだ左足の裏をすりすりしていく。
動物園上の歩道橋を通り,
両腕をうしろにまわしたカバの像を横目に見ながら「天王寺」へ。
JR「桃谷」にまわって,コリアンロードへ歩いていく。
豚足,豚耳,豚顔,豚尻尾をながめ,
種類の多い,心底うまそうなキムチにひかれる。
チョゴリはまったく美しい。
新参に着せてみたいもののひとつである。
さらにザクザク歩いて,鶴橋国際市場へ移動する。
ちょうど店じまいの時間であるが,
それでも店の数はすさまじい。
飲み屋,焼き肉屋直結の駅に,学生たちは驚いていく。
JR「鶴橋」から「京橋」へ。
出発地「森之宮」を静かに通過し,
いつもの「京橋」に到着していく。
5時30分には,先輩の店「山葵」に移動。
歩き詰めでつかれた足を休ませながら,
おいしい肴を食べていく。
話題は,30才のワタシ,かしこくなるには,結婚と仕事……。
学生たちには,いずれも重大問題なのである。
こちらは泡盛のお湯割りで攻めてみる。
8時には店を出て,JR「京橋」で解散とする。
2人とも「西の端の人」なのである。
「加島」のコンビニでゴルゴをゲットし,
9時ちょいと前には家にもどる。
ポストをのぞくと院生時代からの友人の著書がある。
なるほど,もうつきあいは20年ほどにもなっているか。
ページの1枚ごとに感慨がある。
さらに,先輩研究者からの手紙もある。
ジェンダー問題研究の重要な先駆者ととらえてきた方からである。
たくさんの論文が入っている。
エリを正して学びたい。
松井孝典『コトの本質』(講談社,2006年)を読み終える。
理解の及ばぬところはたくさんあろうが,
重く,楽しく読み終える。
明日はアタマが動いてくれるだろうか。
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