7月23日(土)は、9時半起床の朝であった。
とっくにゴハンを食べ終えた新参は、
朝のテレビ番組も、すでにながめ、
早くも「退屈の態勢」に入っている。
こちらは、青汁豆乳クピリ、カーヒーカプリで、
でかける準備をすすめていく。
「お仕事だけど、奈良までいっしょに行く?」
「いく」。
11時には、新参と二人で外に出る。
JR「加島」から「京橋」へ、「鶴橋」へ、
近鉄「鶴橋」から「奈良」へ、
車中「電車談義の人」から
「講演予習の人」へと変態しながら移動する。
新参は、その間、「仮面ライダーの人」となっていく。
12時半には、「奈良」駅に到着。
駅前で、ただちに昼ゴハンを食べ、
1時には、奈良県立文化会館に向かっていく。
今日は、全国自治体学校なのである。
会場には、すでに700人ほどのみなさんが。
多くが各地の地方議員であり、
自治体職員のみなさんである。
楽屋に荷物をおき、新参をお預けして、
1時20分から3時前まで、
「憲法どおりの日本をつくる」のテーマで
ガシガシ、ワイワイしゃべっていく。
「聞き足りないところは、
本日発売の新しい本で」。
終了後は、サインセールとなっていく。
今日であがったばかりの
『人間の復興か、資本の論理か』は、
その場で200冊の完売となる。
ただちに、印刷所から取り寄せることになったらしい。
あれこれ230冊ほどにサインをする。
書きながら、神戸映画サークルのT久さんから
秋の講演に関するDVDをいただいたり、
奈良で長年がんばる民主書店の
オカアサンから、歴史「慰安婦」関係
(と思われる、まだ開いていない)の書類を受けとったり。
何より驚かされたのは、
学生時代の友人H口さんと会えたこと。
本当に30年ぶりということである。
3時半すぎには、すべてを終えて外に出る。
すぐに1頭の子どものシカに出会う。
しかし、かつて、たくさんのシカに取り囲まれ、
ベロベロにやられたトラウマをもつ新参は、
簡単に近くには寄ろうとしない。
それでも、シカせんべいの店を見つけると、
へっぴり腰ながら、大きなツノのシカにも
せんべいをやる。
達成感を胸にひめて、興福寺の前を疾走する。
最近得意の「白目人間」。
あちらこちらを歩き回って、最後は氷でしめてみる。
5時ちょうどには近鉄「奈良」にもどり、
静かに、逆コースに入っていく。
6時半には、「加島」にもどっていけるだろう。
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