9月7日(水)は、9時ちょうど起床の朝であった。
ネットリ甘い、野菜ジュースからの人生である。
メールは原稿方面のみ。
ブログをカシャカシャ書いて、
11時には、ロビーに集合となる。
まずは、タプゴル公園を訪れる。
1919年に「3・1独立運動」を開始させた
「独立宣言」が最初に読み上げられた場所である。
宣言文を刻んだ碑は、本日、清掃中。
「若い人には、3月1日の意味を
知らない人も増えています」とは、ガイドの張さん。
宣言文の読み上げから、独立万歳運動の様子、
日本軍による弾圧、その中での運動の継続と、
大きなリレーフが、それぞれのストーリーを語っていく。
最初に、サラッと解説を流した張さんに、
「1枚ずつを、もっと詳しく説明して」とお願いする。
すべての解説を終えた後で、
「日本人に、こんなに戦争の話しをしたのは初めてです。
だって、みんなイヤがるから」と。
さらにクルマで10分ほどで、日本大使館前へ。
すでに「水曜集会」の用意は整っていた。
挺対協代表のユンさんが、ハルモニを象徴する
少女の像(影はオバアサン)の建設について説明する。
さらに8月30日の韓国憲法裁判所が、
韓国政府に「慰安婦」問題の解決のために
しっかり努力をすることを求めた
判決を出したことも大きな話題になる。
在韓米軍基地の米兵たちによる被害者も参加して、
ユーモラスな語りで、みんなの笑いを誘っていた。
今年は学生たちの発言はなし。
声をかけてくださった、イ・ヨンスハルモニと記念撮影。
4年生のKウスもかけつけた。
「北海道から息子と来ました。
新婦人で取り組みをしています。
ゼミの本も読みました」といわれる方も。
集会は30分ほどで終了し、
その後は、ハルモニたちといっしょに食事である。
みんなに「水曜集会」の感想を聞いてみると、
「やっぱり言葉がわからないと」
「思ったより参加者が少なかった」
「日本政府だけでなく、韓国政府や
アメリカ政府も批判されていることに驚いた」
「大使館を守っている警官は思っているのか」
「集会に参加しない一般の人は何を思っているのか」
といった声が出る。
それぞれ、今後への新しい学びの課題ということである。
帰りがけのハルモニが、ここでも声をかけてくれる。
「あなたたちは、かわいいねえ」
「しっかり勉強して、立派な人になりなさい」
「先生は、立派な人を育ててください」と。
2時半には、みんなでホテルにもどる。
あとは、夜まで自由時間。
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