5月13日、企画「なぜ『慰安婦』問題を消そうとするのか?」。
13時10分(予定どおり)、大阪社保協の寺内さんの司会ではじまる。
主催者を代表して、お医者さんの安達先生がご挨拶。
大阪AALAの米澤さんが、
紙芝居「『慰安婦』にされた少女たち」を語っていく。
メインは、武蔵大学の永田浩三先生の講演である。
ETV2001・シリーズ「戦争をどう裁くか 第2回
問われる戦時性暴力」(2001年1月30日放映)は、
政治的圧力によって改変された。
その番組の元プロデューサー。
国会議員から改変の指示があったのは次の点。
1)慰安婦、慰安所の存在を極力消す。
2)日本軍・日本政府の組織的関与のニュアンスを消す。
3)海外メディアが「昭和天皇の責任」に触れた部分を消す。
4)女性法廷の歴史的意義を消す。
5)判決・日本政府と昭和天皇の責任について触れた部分を削除。
さらに、中国と東チモールの元「慰安婦」計3人の証言、
加害者である日本兵士2名の証言も削除されていく。
NHKがいう「公正な放送」の実態を
鋭く問いかえさねばならない現実である。
休憩をはさんで、15時からパネルディスカッション。
平井先生が「学校現場における『慰安婦』問題」、
石川が「加害への反省を避けてきた社会」について、
それぞれ簡潔に報告。
永田先生にも、ひきつづきご発言をお願いする。
参加は136名となり、フロアーからの発言も多彩であり、
たくさんのカンパもいただいた。
最後に、立石事務局長が、
「こういう取り組みができないでしょうか」と
参加者への行動のよびかけをおこなっていく。
関係の書籍も販売していただいた。
永田先生の本も、こちらの本も、
それぞれ相当な数が出たらしい。
ご参加のみなさん、
総勢35名におよんだ実行委員会のみなさん、
おつかれさまでした。
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