化学兵器被害の解決を目指す共同行動がブログを立ちあげました。
関連の情報は以下のとおり。
==============転送・転載歓迎==========================================
2006.9.18版
■■ 戦前,日本で製造された毒ガス。
■■■ 戦後60年たった今でも,
■■■■ 日本と中国の多くの人たちの日常と未来が
■■■■■ 奪われ続けていることを知っていますか・・?
「化学兵器被害の解決を目指す共同行動」実行委員会より皆さまへ
初めまして。
この実行委員会は、旧日本軍遺棄化学兵器の被害者支援に携わる
4つの弁護団と4つのグループで構成されています。
私たちはすべての毒ガス被害者が安心して医療を受け,生活でき
るような補償の実現を目指しています。
ブログ開設しました! →→ http://blog.livedoor.jp/kaiketsu2006/
遺棄毒ガス被害事件のこと,裁判の状況,被害者たちの現状,
支援活動の内容 などなど随時UPしていきます。
◆皆様へのお願い ~力を貸してください~◆
・このメールを 皆様のお友達や各種MLへ転送してください。
・ 〃 皆様のブログやHPへ転載してください。
・皆様のブログやHPから共同行動ブログへリンクしてください。
(http://blog.livedoor.jp/kaiketsu2006/)
・裁判の傍聴(東京近郊の方ぜひお願いします)
・カンパ(被害者の来日費用など)
・資料の配布(配布可能なイベントなどお知らせください。バーターも可)
皆様のご協力よろしくお願いいたします。
【1】背景 ~毒ガス兵器の製造,遺棄~
戦前,広島県大久野島では,毒ガスが製造されていました。その毒ガスを
使った兵器は,中国に進駐していた日本軍に配備され,実戦使用されました。
敗戦前後、国際法で禁止されていた化学兵器使用の発覚を恐れた日本軍は,
大量の毒ガス兵器を組織的に中国の河川や地中に遺棄しました。そして戦後、
日本政府はその証拠を隠し続けました。
広島県大久野島以外でも、国内に毒ガス関連施設は複数ありました。
東京都新宿区:陸軍科学研究所(1919年組織的な化学戦の研究に着手)
千葉習志野市:陸軍習志野学校設立(1933年毒ガス戦の運用教育訓練開始)
その他:福岡県北九州市 曾根兵器製造所、神奈川県平塚市 相模海軍工廠
(毒ガスを砲弾等に填実。海軍では充填)
【2】現代の被害 ~平和な現代に起きている毒ガス被害事件~
戦後,中国ではおよそ2000人が遺棄毒ガスの被害に遭い,2003年から2005年
の3年間だけでも計49名(うち1名が死亡する)が被害に遭っています。
日本でも,2003年茨城県神栖市で,井戸水から毒ガス原料が発見され,住民
の方々が被害に遭っています。2005年に地中から発見されたコンクリート塊が
汚染源と考えられています。
環境省による調査報告→http://www.env.go.jp/chemi/gas_inform/
(日本国内に関してのみ)
【3】毒ガスの被害 ~毒ガスがすべてを奪う~
毒ガスにふれたり吸い込むと,神経,呼吸器,皮膚細胞が侵され,眼の痛み
や腫れ,視力の低下,皮膚のびらん,気管支炎,咳,免疫力低下,倦怠感と
いった様々な症状に苦しみます。これらの症状は治癒しないため、入退院や通
院を繰り返す生活になってしまうのです。
健康だった夫/妻が働けず,医療費や生活費にも事欠く・・。
元気だった子が,体育の授業に参加出来ず,走ることもできなくなる・・・。
「なぜ,平和な時代に被害に遭わなければいけないの」と彼/彼女らは言いま
す。
【4】救済を求めて(1) ~裁判~
1950年代から80年代に中国で発生した遺棄毒ガス事件の被害者らは,裁判を
2回に分けて起こし,現在東京高裁で懸命に闘っています。東京地裁は,ひと
つの裁判では国の責任を認めましたが,もう一方で,日本が毒ガス兵器を遺棄
した事実は認めたものの,国の責任を否定しています。
再来月、2006年11月に両裁判が結審を迎えます。
【5】救済を求めて(2) ~日中両国の被害者救済を~
戦前,広島県大久野島で毒ガス製造に関わった人たちも,製造する過程で触
れた毒ガスのため,今なお苦しんでいます。これらの国内の毒ガス被害者に対
する国による救済措置は1950年に始まりました。しかし,茨城県神栖市の被害
者への救済措置は決して十分とは言えず、被害者は,現在ある救済措置の継続
と拡充を環境省に求めています。
また、救済措置の対象外である中国の毒ガス被害者(2003年以降に被害)は,
医療保障などを日本政府に求めています。
毒ガス障害者の援護のしおり(日本国内の被害者が対象)
→http://www.pref.hiroshima.jp/fukushi/gentai/gas/index.html
神栖の被害者への健康被害に係る緊急措置
→http://city.kamisu.ibaraki.jp/01_info/_kankyou/0102-08.htm
★カンパのお願い
毒ガス被害者救済を実現するため、支援のカンパを何卒よろしくお願いいた
します。
(主に裁判の原告や被害者の渡航費に使用させていただきます。)
郵便口座: 00160-8-583130
加入者名: 毒ガス被害者をサポートする会
※通信欄に「共同行動カンパ」とお書きください。
★傍聴のお願い
11月22日、30日に【4】の二つの裁判の最終弁論が行われます。
詳細は随時以下にUPします。傍聴にぜひお越しください!
http://blog.livedoor.jp/kaiketsu2006/archives/cat_50012450.html
■「化学兵器被害の解決を目指す共同行動」実行委員会 とは?
これまで旧日本軍遺棄化学兵器の被害者支援に携わってきた、以下の8つの
グループにより構成されています。前述【4】の裁判(2006年11月に結審)の
勝訴そして、日中被害者の全面的な救済を求めるべく活動しています。
旧日本軍遺棄毒ガス・砲弾被害事件弁護団
遺棄化学兵器被害チチハル事件弁護団
敦化遺棄毒ガス被害事件弁護団
神栖町有機ヒ素被害弁護団
中国人戦争被害者の要求を支える会 http://www.suopei.org/index-j.html
毒ガス被害者をサポートする会 http://www.geocities.jp/dokugas2000/
ABC企画委員会 http://members2.jcom.ne.jp/wa-chiyoko/
China-Japan Network未来巡業 http://www.peace-justice.jp/
■問合せ先
「化学兵器被害の解決を目指す共同行動」実行委員会
中国人戦争被害者の要求を支える会 気付
TEL>>03-5396-6067 FAX>>03-5396-6068
E-mail>> [email protected]
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