まずは,ビデオ『写真に記録された「慰安婦」』を見ていく。
先年亡くなった被害者「慰安婦」朴泳心さんの証言である。
6月2日・3日の東京ツアーの内容相談。
つづいて, 4月12日に行われた日中首脳会談について,3人の学生が新聞記事から内容を報告し,それぞれの意見を語っていく。
「中国は北朝鮮寄りか」「歴史問題が案外大きな話題にならなかった」「温首相は穏やかだった」といった声も出る。
「歴史問題」「穏やか」の内容については,サンフランシスコ講和会議に中国が招かれず,72年の共同声明までそれが持ち越されたこと。
その段階から中国政府は,侵略を日本の一部の軍国主義者によるもので,人民全体によるものとは評価していなかったこと。
ジグザグはあっても日中交流は深まったが,ここに断絶をあらたにもたらしたのが小泉時代であること。
そこからの脱却が,06年10月の安倍首相の訪中と謝罪にはじまったこと。
口頭での謝罪を受けて,中国側は実際の行動を見つめるとの姿勢をもっていること等,ザッとでも日中関係の歴史を知っておくことが必要。
他方,「北朝鮮寄り」については,そもそも6ケ国協議が北朝鮮の核兵器保有政策をめぐってはじまったものであること。
北朝鮮とアメリカの2国間関係では解決のメドがつかなかったところへ,中国があいだに入ることで話し合いのテーブルがつくりだされたこと。
中国の役割については,アメリカからも一定の評価があること。
北朝鮮への経済支援については,政府支援と人民への支援を区別する必要があること。
日本での「北朝鮮報道」(特に亡命者が持ち出す映像)に,政治的意図の疑いが濃いことなど,こちらも多くの事実をつきつめて判断していく必要がある。
ここまでで時間切れ。
後は,6時から「プレラにしのみや」で行われた「不二越訴訟原告ハルモニと東アジアの平和について語る集い」に参加する。
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