「「社大候補で一本化」 民主・喜納代表、鳩山氏に説明」(琉球新報)。
「民主党県連の喜納昌吉代表は5日、都内で鳩山由紀夫同党幹事長と面会し、野党5党と政治団体そうぞうの6者協議が解散したことを報告した。鳩山氏に対し喜納代表は、民主が社民党県連、社大党、連合沖縄を軸に連携すると説明した上で、『政党政治のアイデンティティー(独自性)を打ち立てる人が社大党から出てくるだろう』と述べ、糸数慶子参院議員(58)か喜納昌春社大党委員長(59)のいずれかに候補者を一本化すべきだとの考えを示した」。
「鳩山氏に対し、喜納代表は『分裂を避けるのが最大の条件であり、わたしは社大、社民、連合沖縄が決める人を応援する』と説明。野党候補者の決定時期について『統一地方選挙が終わる11日にはめどが付くのではないか。そう時間はかからないと思う』との見通しを示した」。
念の為に確認しておくが,民主党は米軍基地増強に反対する岩国の住民投票結果に「残念だ」という判断を下した政党である。民主党本部が米軍基地増強派であることについてはいまさら疑問の余地はない。
沖縄県連の態度の焦点は,その本部に対して,新基地建設反対の独自姿勢をどこまでつらぬくことができるかどうかにある。
「分裂を避けるのが最大の条件」と,もし本気で語るのなら,沖縄県連は,なぜかつて自らも加わった新基地建設反対5党合意の「基本姿勢」を維持することができず,また自らも推薦した山内氏を県知事候補として推しつづけることができないのか。
その理由をはっきり説明すべきである。
残念ながら,現状では,県連の態度自体が,5党の「分裂」を深める方向にあるといわねばならない。
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