上海協力機構は、世界的な軍事バランスの1つの担い手でもあるらしい。
国連を中心とした平和秩序づくりの促進と、どのように整合性を保っていくことができるのか。
上海協力機構、ロシアで初の軍事演習 来月、4000人規模で(北海道新聞、7月27日)
【モスクワ26日藤盛一朗】ロシアと中国、中央アジア四カ国でつくる安保協力組織「上海協力機構」は二十六日、八月にロシア・チェリャビンスクで行う初の合同軍事演習「平和ミッション2007」の計画内容を固めた。米国による欧州へのミサイル防衛(MD)システム配備をめぐってロシアと欧米の関係が険悪化する中、最終日の十七日にはプーチン・ロシア大統領、胡錦濤・中国国家主席が演習を視察、米国に対抗する陣営としての結束を誇示する。
ノーボスチ通信によると、同演習にはロシア二千人、中国千七百人をはじめ、加盟六カ国から約四千人の軍関係者が参加。八月九日から九日間、「ロシア・ウラル地方の町を多数のテロリストが襲撃した」との想定で合同演習を行う。
反・国際テロを旗印にはしているが、米国による安全保障秩序の確立に反発する中ロの思惑が一致。演習では旧ソ連圏に影響力を拡大している北大西洋条約機構(NATO)への対決姿勢も明確にする狙いがあるとみられる。上海協力機構は八月十六日、キルギスの首都ビシケクで、年一回の首脳会合を開催する。
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