中南米の活気はあいかわらずであるようだ。
約30ケ国からの参加者の、実際の顔ぶれはどのようなものなのだろう。
人優先の社会経済提案 中南米・カリブ社会サミット(しんぶん赤旗、8月6日)
【メキシコ市=松島良尚】ベネズエラからの報道によれば、同国の首都カラカスで開かれていた「中南米・カリブの団結をめざす第六回社会サミット」は三日、資本主義の利潤第一ではなく、人を優先する新しい社会経済モデルの構築などをうたった「宣言」を採択して閉幕しました。
「宣言」は、「米州ボリバル代替構想(ALBA)」に関連して、中南米の地域統合は、経済、社会、文化的な生活のすべてを包括するものだと強調。連帯と協力を原則として、人を中心にすえた社会経済モデルの必要性を述べています。
また、二十一世紀の社会主義については、地球温暖化問題などをふまえ、環境保護や人道の概念が含まれるべきだとしています。
ベネズエラのマドゥロ外相は閉会式で、いま世界全体で帝国主義や新自由主義的な資本主義のイデオロギーが拒否される状況が生まれていると指摘し、各国国民が共同してたたかう必要性を強調。「独立と解放、社会主義の理念の完全な再生は中南米の社会革命と各大陸を結びつけることになるだろう」と述べました。
社会サミットには約三十カ国から知識人や社会団体代表を含め、約千七百人が参加しました。「宣言」は約百十人の報告と三十のフォーラムでの討論にもとづいて作成されました。
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