9月29日は、9時半起床の朝であった。
ノンビリと朝をすごし、新参に食事をとらせ、
12時には一族3人で外に出る。
シエ造号で高速道路を西に進む。
三宮から進路を南にとってポートアイランドへ。
もうひとつ橋をこえると神戸空港だが、
一歩手前の「花鳥園」に入る。
その名のとおり「花」と「鳥」の園である。
中に入ると、見たことのない鳥たちが歓迎してくれる。
目線が近いので、新参はビビリ気味である。
柵の上にも、鳥が歩く。
ビックリしたのは、オオサイチョウ。
デッカイのだが、これが、そこらをバサバサとんでいる。
こちらは、手に乗るサイチョウ。
手にエサをもつと、腕に乗るという芸である。
水鳥は、気楽に近くによってくる。
新参は、くちばしでズボンをひっぱられていた。
中でゴハンを食べて、
帰りはクルマでグーグーグー。
3時30には、家にもどる。
新参を丸洗いして、
4時30分には、一人で外へ。
JR「加島」から「尼崎」へ、「京都」へ、
車中「BRICsの人」となって移動する。
京都駅のホームで時間を調整し、
6時30分には寺町二条下ルのワイン屋さん「シナモ」へ。
店のご紹介はT内さんである。
集まったのは、この夏、何度か「京橋」で飲み、
「ナヌムの家」もいっしょに訪れたメンバーである。
「学生たちがあんなにがんばっているのに」
「同行した大人が何もしないというのは……」
そういう問題意識での集まりである。
「ナヌムの家へいったことのある人は少なくない」
「そういう人を関西規模で集められないか」
「そして何かの行動をよびかけることができないか」
「時期はゼミの4冊目の本の出版にあわせて」
あらかたそういうことに、決まっていったようである。
責任者は社会保障忙し人間のT内さんが引き受ける。
まったくもって、元気いっぱいな人である。
話がまとまったところで、場所をかえる。
今度はF田弁護士行きつけの店である。
このあたりは事務所の近くで、
しょっちゅう歩いているらしい。
グッとくだけた居酒屋だが、
たくさんのメニューのどれもがなかなかうまいのである。
おまけにお客さんには、
「以前に『資本論』講座に参加させてもらいました」
という方もいる。
世間は狭いものである。
お店の人たちも、とても明るく楽しい。
ここは20年ほど前に、
F田弁護士につれられてきたことがあるらしい。
M尾さんとは、次のゼミ本の内容を語り、
M永さんには、「なぜ大正に沖縄の人が多いか」
の宿題を提出していただく。
楽しく飲み、しゃべり、そして、どんどん酔っぱらう。
11時には店を出たような気がする。
4人でJR「京都」に移動し、
電車に乗り込んだような気がする。
そして、まちがいなく、ただちに眠り込んだ。
気がつけば、世間はすでに「大阪」である。
家では、夕方から、相方主催の宴会が行われており、
その残党のAちゃんが泊まっていた。
しかし、あいさつもそこそこに、
こちらは服も脱がずバッタリ眠る。
何度も書いている気がするが、
どうも酒を飲む量の調整装置が壊れている。
なんとも、困ったことである。
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