9月7日(火)は、9時起床の朝であった。
オレンジジュースをクピピと飲んで、起きていく。
10時半には、ホテルを出て、
朝昼兼用食の場へ進む。
今朝は、梨花女子大に留学中の
4年ゼミ生も合流している。
石焼きビビンバをパクパクパク。
やたらと、チャンジャ(辛い味噌)をなめる娘も出る。
「おいしいですよぉ~」。
どうも、そういうことらしい。
ここは、去年と同じ店だった。
今日も、スッキリいい天気。
大雨の日本のみなさんには、申し訳ない。
寝不足に満腹とくれば、
みんなグデリと眠るしかない。
ガイドさんにも申し訳ないが。
そのあいだに、青空のもと、
バスは、グイグイ、「ナヌムの家」へ。
1時すぎには、「ナヌムの家」に到着する。
まずは、スタッフの自己紹介から。
長期、短期のボランティが各国からあり、
本学からも4年生、2年生1人ずつが。
さらに、立命館大学のI内先生がこられており、ごあいさつ。
学生たちにも声をかけてくれる。
姜徳景ハルモニの追悼映像をながめていく。
すでに見ている映像だが、
この場で見ることの重みがある。
中庭に出て、施設全体の解説を聞く。
こちらが、昨年、建て直された、ハルモニたちの生活の場。
バリアフリーになっており、
庭にも車椅子用のコンクリート通路が。
「咲ききれなかった花」の像も
台座が立派になっている。
この真下に、再現された「慰安所の一室」がある。
催し物舞台や、催し物自体の説明があり、
いよいよ日本軍「慰安婦」歴史館に入っていく。
館内撮影禁止という声もあるらしいが、
日本での取り組みのために必要だからと
特別に認めていただいくことにする。
学ぶ(各地の「慰安所」の後、軍の関係資料)。
学ぶ(左の木造部分が、再現された「ある慰安所の一室」)。
学ぶ(配給されていたコンドーム「突撃一番」)。
学ぶ(再現された「一室」の内側、金ダライと白いカーテンは実物である)。
学ぶ(東アジア各地の被害者の声、最近は太平洋地域からも告発が)。
学ぶ(各地からの追悼の声、日本からの折り鶴も)。
学ぶ(声をあげることさえできずに亡くなった被害者も)。
学ぶ(問題解決への努力の歴史)。
学ぶ(70年代に元「慰安婦」であることを告白したペポンギさん、
それを受け止められなかった日本とアジアの社会)。
学ぶ(ハルモニたちの絵と、沈黙して語る遺品)。
学ぶ(この絵を書いたハルモニの思い)。
映像撮影班も、無言でがんばる。
上から見た「慰霊の空間」。
4時半には、歴史館での学びを終えていく。
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