昼寝から目覚めたハルモニたちの生活の場へ、
学生たちは緊張のおももちで入っていく。
短いふれあいの時間だが、
その一瞬、一瞬に、多くを感じ、学んでいく。
高齢の上に、体調不良が重なり、
今回は、まとまった「証言」をうかがうことはできなかった。
悲しいことだが、残された時間は
本当に少ない。
ハルモニたちは、5時から食事。
われわれは、買い出し班、炊事班、
横断幕修正班、通院班などにわかれていく。
食材を段ボールにガシガシと買ってくる。
肉は8キロもあるらしい。
よろこんだスーパーが、
ヤクルトを120本もサービスしてくれた。
こちらは、ハングルの誤りを正すチーム。
絵の具は、事務所にお借りしました。
そのころ、台所では、届いた食材がザクザク切られる。
皿をさがし、ハシをさがし、茶碗を探す。
そして、7時すぎには、みんなで乾杯。
足が腫れた学生も、病院にいって帰ってくる。
「大事なし」とのことで安心する。
ハルモニたちが通う病院でもあり、
ずいぶん親切にしてくれたらしい。
左の韓国青年が、わがゼミの『「慰安婦」と出会った女子大生たち』
『女子大生と学ぼう「慰安婦」問題』そして、
『若者よ マルクスを読もう』を読んでいた。
徴兵中のボランティアだが、
とても礼儀正しく、気持ちのいい青年だった。
焼けども、焼けども、食材は減らず。
しかし、めったにしない炭でのバーベキューは楽しそう。
野菜もたくさん、パクパクパク。
肉や野菜をハルモニたちの生活館にもっていき、
ふれあいを重ねる学生も。
建物の壁には、カマキリが。
焼き肉を利用して、2匹の犬を手なづける2人。
さあて、かたづけ、かたづけ。
ガシャガシャ、ジャージャー、食器を洗っていく。
こちらは、網をあらう娘たち。
9時には全体終了となる。
今日1日の学びの上で、
明日の水曜集会で何をするか、
発言の内容はどうするか、
そもそもここでの学びをどうとらえるのか。
半数ほどはサウナにも出かけ、
しかし、学生たちは、遅くまで真剣に議論をつづけていく。
こちらは、2階にあがって、ノータッチ。
暗い空には、カシオペアが高くあがり、
スバルがキラキラ光っていた。
コメント