3月17日、1時半から、神戸女学院大学第128回の卒業式となる。
キリスト教の礼拝の儀式にそっての式である。
祈祷やお祝いの言葉、卒業生による答辞など、
多くのスピーチが眼前の震災にふれていく。
悲しみ、不安、無力、動揺、祈り、支援・・・。
その中で、特に印象に残ったのは
飯学長による次のような言葉。
「みなさんが、ご卒業される2011年は、
たいへんな震災の年として記憶されるでしょう。
しかし、同時に、2011年は全国の善意が
結集した年として記憶されることにもなるでしょう。
そういう年に、していかなければなりません」。
まったく同感。
その善意の結集は、かならずや
次の「新しい日本づくり」に大きな役割をはたしていくだろう。
学生たちの多くは、小学校入学の年に「阪神淡路」を体験し、
大学卒業の年に「東日本大震災」に直面することとなった。
卒業する学生たちにとっても、同席した教職員にとっても、
ご列席の保護者・関係者のみなさんにとっても、
考えるところの多い式になったものと思う。
3時半からは、茶話会である。
あまりの寒さで、会場は、
中庭から第二体育館に変更となる。
こちらが、今年の元気な顔ぶれ。
カメラを向けると、すぐポーズ。
つねにカメラ目線をはずさぬ学生も。
震災直後に予定されていた卒業旅行は
学生たちの判断で中止した。
しかし、また会う機会は、いくらでもつくることができる。
明日が卒業パーティなので、
今日は、明るく「さよなら」。
こちらは、写真撮影協力の学生。
その背後には、写真撮影本職のカメラマンさん。
名前はわからないが、みんな見た顔、すれちがった顔。
新しい苦労もたくさんあるだろうが、
これからは、元気で社会を支える力になってほしい。
外に出ると、きれいな青空が広がっていた。
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