9月13日(金)は、7時すぎ起床の朝であった。
ただちにネット情報をカシャカシャカシャ。
8時には、バイキングの
おいしい朝ゴハンを食べていく。
今日は、雲の多い天気らしい。
9時すぎには、みんなで宿を出る。
10時には、福島大学うつくしまふくしま未来支援センターに到着。
石井秀樹先生のお話をうかがっていく。
放射能汚染のそもそもから、
伊達市小国地区での水稲試験栽培の結果まで、
わかりやすく話しが積み上げられる。
小国は、政府の避難指示がでない範囲で、
もっとも線量が高かった地域。
そこでの農業再生への取り組みには、
周辺自治体からの期待も厚い。
質問が終わると、12時半。
ただちに、学食でゴハンをパクパクパク。
こちらは、カツカレーを食べながら、
チェルノブイリ、セシウム、コメ、行政など、
石井先生に、つづけて、あれやこれやを教えていただく。
1時20分には、小国地区へ向けて出発する。
両側を山にはさまれた、谷間の道路を、
福島市から伊達市へ抜けていく。
1時45分には、美しい小国地区に到着。
この地域の自然環境、歴史、
人と人のつながり、コメという作物の位置づけ、
行政との関係など、多岐にわたるお話をうかがっていく。
福島県に大都市がないのは、
山が豊かさの保障であり、
人々が、広い地域に広がってきたから。
2時半すぎには、「ふれあいセンター」に移動。
ここは農業協同組合発祥の地でもある。
人々が、力をあわせて生きる、
その伝統の強い地域ということである。
食べ物の線量を調べる測定器。
市場に出さないものは、誰も測定してくれない。
そこで、どこの何が食べてよいものなのか、
農家の方が自分ではかって、教えあう。
3時には、稲の試験栽培場のひとつへ移動。
土壌中のセシウムの作物への移行を
どのように制御するのか。
土地、水、自然の循環など、
すでに多くのことが調べられ、試されている。
最後には、近くの研究室も見せてもらう。
採取したものの分類場所、道具置き場、
道具をつくる場所、そして、弁当を食べる場所にもなる。
「研究は地道な作業の積み上げですよ」。
4時15分には、石井先生、途中から合流していただいた
則藤先生、いつものダブルKくんとお別れする。
おかげさまで、今日も充実の1日。
みなさん、ありがとうございました。
研究室のすぐ前では、除染の作業が行われていた。
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