ホワイトカラー・エグゼンプション導入が,
この春の国会に限っては見送られることになったらしい。
しかし,それが必要だという政府の認識は変わっていない。
もちろん財界も,在日アメリカ大企業も。
要するに,4月・7月の選挙乗りきり策ということである。
「なぜ日本人は過労死するほど働かねばならないのか」。
この現状批判,時短の旗を高くかかげることが,いま必要だと思う。
どうして,ドイツ,フランスより毎日3時間も労働時間が長いのだと!
この,そもそも論に立ち返ること。
労働時間規制除外法案、首相が通常国会提出を断念(日経新聞,1月17日)
「安倍晋三首相は16日夜、一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入するための労働基準法改正案について「現段階で国民の理解が得られているとは思わない、働く人たちの理解がなければうまくいかない」と述べ、25日召集の通常国会への提出は困難との認識を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
労働時間規制除外は勤務時間の長短で成果を評価しにくい業務に携わり、年収が一定以上ある会社員が自らの裁量で労働時間を決めることができる仕組み。政府・与党は7月の参院選などを控えて野党側が「残業代ゼロ制度」などと批判を強める中、法案を提出しても国民の理解を得るのは難しいと判断した。
厚生労働省は同制度導入のための労基法改正案のほか、最低賃金法改正案などを労働市場改革関連法案として今国会に提出する方向で検討していた。今後、労働市場改革関連法案すべての提出を見送るのかどうか調整を急ぐ。」
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