「力の政策」のみに固執するブッシュ政権は,アメリカ国内でも孤立を深めている。
その戦費がベトナム戦争を上回るということは,アメリカの防衛産業には,短期間に莫大な利益がもたらされたということだ。
そして,以下の記事末尾のブッシュ発言は,まるで意味がわからない。
とっとと謝って帰れということだ。
そして罪滅ぼしの賠償をしろということだ。
対イラク・アフガン 米戦費17兆5450億円 08年度累計ベトナム戦超す(東京新聞,2月3日)
「【ワシントン=久留信一】ブッシュ米大統領は五日に発表する二〇〇八会計年度(〇七年十月-〇八年九月)の予算教書で、同年度のイラク・アフガニスタン関連戦費が千四百五十億ドル(約十七兆五千四百五十億円)に上るとの見通しを明らかにする。AP通信などが二日、米国防総省高官の話として伝えた。イラク・アフガンでの「テロとの戦い」に費やす戦費は七千億ドル(約八十四兆七千億円)を超え、ベトナム戦費を上回ることになる。
〇一年のアフガン攻撃以来、これまで米国が対テロ戦争に費やした費用は、〇七年度の補正予算七百億ドルを含めて累計で五千三十億ドル。同年度はさらに一千億ドルの追加補正予算編成が必要となる見通し。
〇八年度の戦費千四百五十億ドルを加えると、累計では七千四百八十億ドルに上る。
米戦略財政評価センターによると、米国が過去に戦った主要な戦争の戦費では、朝鮮戦争(一九五〇-五三年)が四千四百五十億ドルで、ベトナム戦争(一九六〇-七五年)は六千三百五十億ドル。対テロ戦争は〇八年度中に、予算面では第二次大戦後最大規模となる計算だ。
ブッシュ大統領は一月十一日、二万一千五百人規模の駐留米軍をイラクに増派することを柱とするイラク政策の新戦略を発表。さらにイスラム原理主義勢力タリバンが武力抵抗を続けているアフガンでも、治安改善・復興のため、追加資金投入の方針を固めている。
イラクからの早期撤退を求める民主党は、ブッシュ大統領が打ち出したイラク政策の新戦略に強く反対しているが、同大統領は「今、米軍が撤退すればイラク政府は崩壊し、米軍はもっと長くイラクに駐留しなければならなくなる」と理解を求めている。」
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