アメリカ下院での「慰安婦」決議阻止に向けた自民党や政府の動きが活発化している。
それだけ決議の採択を恐れているということでもあるのだろう。
靖国史観派と対米従属との相互関係について,どなたかお教えを。
「慰安婦」対日非難決議阻止へ 米に議員団派遣(産経新聞,2月10日)
自民党は9日、米下院で慰安婦問題に関する対日非難決議案が提出されたことを受け、採択阻止を働きかける議員団を月内にも米国に派遣する方針を決めた。党本部で開かれた「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会合で、中山泰秀慰安婦問題小委員長が明らかにした。
同決議案は1月31日、日系のホンダ下院議員らが提出、「若い女性を日本帝国軍隊が強制的に性奴隷化した」などと指摘し、「公式に謝罪する日本の首相が声明を出すべきだ」としている。
米下院外交委員会の小委員会は15日、元慰安婦らを呼んで公聴会を開く予定。このため自民党は、採択阻止に向け関係議員らへの早急な働きかけが必要と判断した。
「慰安婦決議案の採択阻止目指す=謝罪要求は「蒸し返し」-加藤駐米大使」(時事通信,2月14日)
【ワシントン13日時事】加藤良三駐米大使は13日の記者会見で、超党派の下院議員が第2次世界大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案を米議会に提出したことについて、「日本は既に誠意ある対応をしているのに、蒸し返して注文を付けている。日米関係に悪影響を及ぼす」と非難した。その上で、議員らに働き掛け、採択阻止を目指す方針を強調した。
決議案は日系のホンダ議員(民主)らが提出したもので、首相の謝罪声明や将来の世代への教育などを要求。しかし、日本政府は1995年の村山富市首相談話などで先の大戦へのおわびと反省を表明していることから、加藤大使は「既に日本が取った措置への十分な理解がない。採択は好ましくない」と不快感を示した。
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