アメリカ下院での「慰安婦」決議案採決は,安倍氏の訪米後になるらしい。
安倍氏のメンツと日米同盟への配慮だろうが,
裏をかえせば,採決が安倍氏への打撃となる可能性が高いということでもある。
なお決議案の一部修正のためには,安倍氏は持論を述べない方が良さそうである。
しゃべればしゃべるほど,いままでの「謝罪」の不誠実さがあらわになるばかりだから。
その意味では,先日の産経の記事の懸念は正解であった。
慰安婦決議案、採決は首相訪米後 米下院小委員長(朝日新聞,3月6日)
第2次大戦中の従軍慰安婦問題をめぐり日本政府に謝罪を求める決議案が審議されている米下院外交委アジア太平洋地球環境小委員会のファレオマバエンガ委員長(民主)は6日までに、4月下旬に予定される安倍晋三首相の初訪米に配慮し、決議案採決をその後に先送りする意向を表明した。時事通信の単独インタビューで語った。
同委員長は、小委員会で決議案の審議を慎重に続ける考えを表明するとともに、「より良い形になるよう議論することが民主主義だ」と述べ、日本政府が既に謝罪を表明しているとの指摘を踏まえて一部修正もあり得るとの認識を示した。採決のタイミングに関しては「米国を訪れる安倍首相に恥ずかしい思いをさせたくない」と述べ、外交摩擦回避のため訪米後への先送りを明言した。(時事)
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