兵庫県関係国会議員の所得である。
党派別でみたときに、第一位・公明、第二位・自民、第三位・民主の順だという。
兵庫県関係の国会議員所得 平均2176万円(神戸新聞、7月2日)
兵庫県関係の国会議員は、一人あたりの所得総額平均が二千百七十六万円(前年比3%増)となり、前年も公開対象だった十六人のうち十一人が前年よりも増加した。議員報酬は減ったものの、大臣や副大臣の給与、講演料などの収入で増加した議員が多かった。
所得の増加平均は九十八万円。県内トップとなった大前繁雄衆院議員(自民)は、前年より二万円増で三千百六十七万円。西宮と尼崎で所有するマンションや店舗の家賃収入、尼崎市内のビルやライブドア株の売却益などが寄与した。
大臣報酬では、冬柴鉄三衆院議員(公明)が二〇〇六年九月からの国土交通大臣の給与で六十二万円増加。〇五年十一月-〇六年九月まで厚生労働副大臣を務めた赤松正雄衆院議員(公明)は三百四十五万円アップ。財務副大臣だった赤羽一嘉衆院議員(公明)は三百四十四万円、文部科学副大臣だった河本三郎衆院議員(自民)は十三万円増えた。
このほか、西村康稔衆院議員(自民)は大学の客員教授などの報酬が増え、九十九万円アップした。松本剛明衆院議員(民主)は家賃収入の赤字が減り、テレビ出演料などが増えたため、百七万円増加した。
一方、所得を減らした四人のうち、鴻池祥肇参院議員(自民)は講演などの回数が減ったことが影響。辻泰弘参院議員(民主)、末松信介参院議員(自民)、市村浩一郎衆院議員(民主)は議員報酬の減額による。
党派別の所得総額の平均は、大臣、副大臣就任が相次いだ公明がトップで二千三百七十一万円、続いて自民が二千二百四十五万円。民主が千九百四十一万円だった。
資産補充は八人が報告した。市村氏は宝塚市内にマンションを購入。大前氏は投資信託千五百万円を、西村氏は投資信託八百万円と国債百万円をそれぞれ購入した。戸井田三郎衆院議員(自民)は商社の株百株を取得。
定期預金が増えたのは、河本氏が三千三百万円、井上喜一衆院議員(自民)が百十三万円など。
報酬を得ている関連会社や団体を届け出たのは三人。木挽司議員(自民)は機械製造メーカーの代表取締役を務め、河本氏は、副大臣就任で退いていた光学製品製造会社の顧問に復帰した。
〈表の見方〉 「氏名」は氏名、当選回数、所属政党の順。「給与所得」は2006年1年間の議員報酬や会社の役員報酬、給与などの総額。「その他所得」は、不動産や配当、利子、雑所得など給与以外の所得。「対前年比」は所得総額の比較で、▲はマイナス。1000円単位で四捨五入したため、総額と内訳の合計が一致しないこともある。「会社」は報酬を得ている会社、団体の数。政党略称は自=自民、民=民主、公=公明。(敬称略)
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