7月12日「神戸新聞」夕刊に、
参議院選挙の公示にあたっての「県内有権者の声」が特集されている。
そこに載った3年ゼミ生、ペンギンゆ~こりんの声である。
他にも取材を受けた学生はいたのだろうが、
掲載には、いたらなかったようである。
とはいえ憲法論議は、数年つづく。
次のチャンスに期待をかけてほしい。
(写真をクリックすれば文章も読める。)
十二日公示された参院選。ずさんな記録管理が明らかになった年金問題ばかりでなく「政治とカネ」、格差の解消、改憲など政治課題は山積している。各政党、候補の主張に注目する兵庫県内各地の有権者に聞いた。
■政治とカネ視線厳しく
選挙カーの訴えが神戸市内に響き始めた午前九時すぎ、同市中央区の三宮社会保険事務所には、市民らが年金記録の確認や手続きに訪れていた。
同市中央区の主婦(60)は「年金の支給額が減らないようにしてほしい。安心して任せられる党に投じたいが、今のところ見当たらない」と困惑顔。さらに記録管理について「政府の対応は遅いが、野党も反対ばかりしないで具体的な案を示して」と注文をつけた。
JR元町駅近くでは、野党候補が与党の年金問題対策を批判。自営業の男性(64)は自分の店の前で聞き入り「この選挙は年金だけではない」と厳しい表情。「現職大臣の相次ぐ不祥事で国民は怒っている。また、(年金の財源として取りざたされる)消費税増税がほとんど議論されていない。選挙戦で堂々と主張し、争点にしてほしい」と訴えた。
■好景気実感できず
一般市民には実感が薄い景気拡大。雇用環境への不満の声も相次いだ。
姫路公共職業安定所を訪れたアルバイト従業員の男性(53)=姫路市=は「正社員への門戸は依然として狭い。格差社会を肌身で感じているのは私たち庶民。でも、変えられるのは政治家しかいない。一票に願いが込められていることを肝に銘じ、選挙に臨んでほしい」。
「景気回復の恩恵を受けているのは大企業だけ。安倍政権はまだ何もしていない」とは、JR加古川駅前の衣料品店社長の男性(55)=加古川市。実感できる景気回復を期待し、与党過半数による政治の安定を望む。その一方で「政治とカネ」にまつわる閣僚の相次ぐ不祥事に、神戸市長田区の会社員男性(39)は「現内閣は変わるべき。与野党交代につながる選挙結果を期待する」と話した。
■改憲もっと論議を
年金問題や閣僚不祥事で憲法改正論議が埋没するのを懸念する声も上がる。
慰安婦問題や憲法を学ぶ神戸女学院大三年生(21)=尼崎市=は選挙権を得て初めての国政選挙。「自民、民主ともに改憲の姿勢。核兵器を容認する発言もあり、本当にそれでいいのか、と思う。この選挙戦でもっと議論してほしい」と訴えた。
学力低下とゆとり教育に揺れる学校教育への関心も高い。小学五年、中学三年の子を持つ母親(42)=三田市=は「子どもたちの将来に不安を感じる。各候補の政策をしっかりと聞いて投票したい」と話した。
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