たくさんの抗議文書が、直接、県庁にも届けられたわけだが、そうした怒りの声を、ぜひ夏の知事選につなげていきたい。
「関東大震災チャンス」発言撤回 井戸・兵庫知事が謝罪(朝日新聞、08年11月13日)
兵庫県の井戸敏三知事は13日、県庁で臨時記者会見を開き、11日の近畿ブロック知事会議で「関東大震災は(関西経済の活性化に)チャンス」と発言した問題について、「不適切だったと深く反省している。言ってしまった言葉は消えないが、取り消させていただきたい」と述べ、発言を撤回するとともに正式に謝罪した。
井戸知事は前日まで拒んでいた発言の撤回を表明した理由について、「私の発言が関心を招き(知事会議の)関西活性化の議論がかすんでしまい、東京を中心とする方々に混乱を招いたことに責任を感じた」と説明。その上で「不用意にチャンスという言葉を使ってしまった。(関東の震災への備えを関西発展につなげたいという)発言の趣旨をご理解いただけると思ってきたが、チャンスという言葉の『誤解力』のほうが大きかった」と述べ、頭を下げた。
進退について問われると、「どういう根拠で辞職を求めるのか理解できない。理解できないことには答えられない」と述べた。この問題で、兵庫県庁には12日夜までに電話で265件、メールやファクスで526件の意見が寄せられ、大半が批判や抗議だった。
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