論文のページに講演「『慰安婦』と出会った女子大生たち〔ダウンロード〕」をアップ。
NPO法人家庭科教育研究者連盟『家庭科研究』2010年11月号、8~13ページに掲載されたものです。
「ゼミでは最初に、正反対の意見に目を通します。ゼミがスタートする前の春休みに、日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会『歴史教科書への疑問』と不破哲三『歴史教科書と日本の戦争』の要約を宿題に出すといった具合です。学生は混乱しますが、だからこそ自分で事実を確かめることの大切さを知るのです。
学生たちには学びの分量に応じた直線的な成長があるわけではありません。「右翼はいやだけれど、左翼にもなりたくない」といった「常識」の壁にもぶつかりますし、身近な人からの批判の声には困惑します。また自分の中にある無自覚の「愛国心」にも向きあわねばなりません。「どうしてこんなシンドイことを考えなければいけないの」--そういう気持ちになることも珍しくないのです。しかし、それを自分の意志で乗り越えていくわけです」。
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