日中関係の改善に日本側がリーダーシップを発揮せよとのアメリカ政府からのメッセージ。
さて,安倍タカ派内閣はこれにどういう対応を見せるのか。
「米国務長官、安倍内閣を歓迎 日中関係修復を」(東京新聞,9月27日)。
「米政府は26日、安倍新政権の発足に歓迎の意を表し、悪化した日中関係の早期改善を期待する声も上がった」。
「ライス米国務長官は同日、ラジオ番組に出演し、安倍首相の就任に関連して『日中両国には、北朝鮮の核問題のように共通の問題が多い。歴史問題を解決し、未来に向けた関係になるべきだ』と述べ、日中関係改善の必要性を強調」。
「また、同日付の米紙ニューヨーク・ポストでのインタビューでは、『安倍首相は関係改善に取り組むだろうし、中国もそれを受け入れるだろう』と述べ、安倍首相の対応に期待感を示した。ライス長官は『日中関係が前進することは疑いない』とまで言い切り、日本政府に圧力をかけたともいえる」。
「米メディアの安倍首相に対する見方は、日米同盟の強化を図る人物と指摘する一方で、今回の組閣でも『タカ派傾向が反映された』(ニューヨーク・タイムズ)と指摘。日中関係改善に懐疑的な見方もある。ブッシュ政権としてはこうした懸念も踏まえ、安倍首相に対し、米国が日中関係改善に期待しているとの明確なメッセージを早い段階で送ったといえる」。
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