兵庫県のゴミ問題だが、なぜ兵庫は全国ワースト5位なのか。
そこの分析はどうなっているのだろう。
レジ袋有料化、廃棄物有料化というのは、結局、すべての責任を県民に押しつけているだけも見えてくるが。
ごみ排出量ワースト5位 兵庫県が改善計画(神戸新聞、5月24日)
一般廃棄物の住民一人当たり排出量が都道府県で全国ワースト5位という汚名を返上するため、兵庫県はこのほど「廃棄物処理計画」を改定した。レジ袋の全県有料化や一般廃棄物の有料化の検討など新たな施策を取り入れることで、二〇一五年には上位16位内を目指す。(小山 優)
旧計画は〇二年に策定。排出量や再生利用量、再生利用率、最終処分量などについて、一〇年までの目標値を設定していた。〇四年時点で、一般廃棄物排出量の県実績は二百五十九万三千トンと、中間目標の二百六十万トンをクリアした。しかし、全国の自治体でも排出を削減する努力が行われており、住民一人当たりの実績は全国ワースト5位となった。一方、再生利用は中間段階の目標値四十九万四千トン(利用率19%)に対し、〇四年の実績は三十六万九千トン(同14%)にとどまった。
新計画は、こうした課題を克服するため、目標値を再設定した。排出量は中間の一〇年時点で二百十六万八千トンと、旧計画二百五十七万四千トンの84%と厳しくした。最終目標の一五年では二百十三万千トンとした。旧計画で達成が困難だった再生利用は、中間段階ではほぼ同程度、一五年で五十三万三千トン(同25%)と緩やかな改善を目指す。
また、旧計画にはなかった目標値として新たに一日一人当たり排出量を定めた。〇三年の実績で千百八十三グラムだったが、一〇年で九四七グラム、一五年で九二三グラムと置いた。
これらの目標を達成するため、レジ袋の全県有料化促進▽生活系廃棄物の有料化促進▽自治体分別収集のランク分け▽バイオマスの活用-などを掲げた。今月中に県と県内の市町で「廃棄物処理協議会」(仮称)を設置し、計画実現に向けて取り組みを強化する。
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