東アジアやアメリカへの配慮はするが、本心に変わりがあるわけではないという、安倍首相の身内向けアピールであろう。
「みたままつり」についての靖国神社の解説はこちら。
みたままつりに安倍首相ら献灯 靖国神社(東京新聞、7月13日)
安倍晋三首相が、東京・九段北の靖国神社で十三日から始まった「みたままつり」に、黄色いちょうちん一灯を献灯していることが分かった。
同神社社務所によると、ちょうちんは一灯(初穂料)一万円で、ポケットマネーから支出した、という。
首相のちょうちんは、肩書なしの「安倍晋三」名で、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」会長の島村宜伸元農相の左隣に掲げられている。このほか、国会議員では、民主党の小沢一郎代表、国民新党の綿貫民輔代表も「衆議院議員」の肩書付きで献灯した。
首相は就任前、毎年靖国神社に参拝してきたが、昨年九月の首相就任後は、首相の靖国参拝に反対している中韓両国などアジアの近隣諸国に配慮して、「靖国神社に行ったか行かなかったかは言わない」という“あいまい戦術”をとっている。
ただ、今年四月の春季例大祭には、祭壇などに装飾品として供える真榊(まさかき)料として、私費から五万円を同神社に奉納しており、今回の献灯で、首相の靖国神社への姿勢があらためて問われる可能性もある。
小泉純一郎前首相は在任中、みたままつりに毎年献灯しており、毎年一回のペースで参拝した。
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