遺族会快調の古賀氏の発言だが、彼のいう「責任」というのはどういう意味なのだろう。
記事には「(戦争)責任」と補足があるが、つづけて語られていることは日本人「戦没者の遺族出してしまった」ということだけのよう。
中国はじめアジアの人々を2000万人以上も殺したことへの「責任」が語られているようには思えないのだが。
分祀の必要性 古賀氏が強調 「靖国」のA級戦犯(東京新聞、10月7日)
日本遺族会会長を務める自民党の古賀誠選対委員長は六日、津市で開かれた三重県遺族会の会合で講演し、靖国神社の在り方について「A級戦犯だけに(戦争)責任があるとは決して言わないが、多くの戦没者の遺族を出してしまった。国の時の指導者に責任をとってもらうのは一つの考え方だ」と、同神社にまつられているA級戦犯を分祀(ぶんし)する必要性をあらためて強調した。
古賀氏は、その理由を「靖国神社が戦没者追悼の唯一の施設であることを基本にして、天皇陛下も含め、すべての国民がわだかまりなく、参拝できる施設にしたい」と説明した。
日本遺族会は今年五月から、靖国神社の在り方に関する勉強会を始めており、古賀氏は「分祀を含めて勉強会をしている」と述べ、分祀を認める方向で議論が進むことに期待感を示した。
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