人が「人口・少子化」原稿をようやく書き終えたところに,新しい出生率の数字が出てくる。
ちょいと書き換えなければならないか。
「出生率大幅低下,最低の1.25……年間人口は初の減少」ということである。
都道府県別で見た最高が沖縄の1.74。最低は東京の0.98。
いずれよせよ,人口置換水準にはほど遠い。
同じニュースサイトで,同時に目にとまったのが,「アオリイカ出生率アップへ産卵床」の記事。
イカも簡単なことではないのだろうが,人間社会はそれにも増してやっかイカ(おそまつ)。
「出生率大幅低下,最低の1.25……年間人口は初の減少」
厚生労働省は1日、2005年の人口動態統計を発表した。合計特殊出生率(1人の女性が15~49歳の間に産む子供の数の平均)は1・25と前年より0・04ポイント低下し、過去最低を更新した。
05年に死亡した人の数は、生まれた子供の数を2万1408人上回ったことから、戦時中など特殊な期間を除き1899年(明治32年)以来、初めて年間の人口が減少した。
少子化が今後も進展すれば、年金をはじめとする社会保障制度の基盤が揺らぎ、経済にも悪影響が出るのは必至で、政府は少子化対策への一層の取り組みが求められそうだ。
合計特殊出生率は03、04年は共に1・29と横ばいだったが、大きく低下した。05年に生まれた子供の数(出生数)は、5年連続で前年比マイナスとなる106万2604人(前年比4万8117人減)。
死亡数は108万4012人(同5万5410人増)だった。合計特殊出生率が低下した大きな要因の一つが、一般的に子供を多く産む25~34歳の女性は、第2次ベビーブーム以降に生まれており、減少傾向にあることだ。
特に30~34歳の女性人口は前年より9000人減の474万2000人となり、初の前年比マイナスを記録した。都道府県別では、東京都の0・98が最低で、沖縄県の1・71が最高だった。福井県は1・47と0・2ポイント改善しており、唯一の前年比プラスだった。
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