「麻生氏が出馬の意向表明 自民党総裁選」(東京)。
ほう,やっぱり出るのか。で,いったい何が「政策」になるのだろう?
「強硬」外交の実績は明らかだが,内政は一体どうしていく気か。
評価はそこを見てからというところ。
とはいえ,この人,「政策」出るのかな?
「『靖国参拝自粛提言』を北城代表幹事が”強行採決”」(サンケイスポーツ)。
アジアとの関係を改善せねば,どう見ても経済活動はうまくいかない。
その利をとるか,依然として中国敵視をつづけていくか。
そこが議論の分かれ目だったよう。
背後にはアメリカの姿勢もあっただろう。
しかし,「中国に付け込まれる」からというのが反対論ではどうにもなあ。
「福田氏が旧宮沢派会合に 総裁選へ対抗軸狙い?」(東京)。
なるほど,やはり「アジア戦略会議」はそのようにつかわれる。
あとは,数をそろえていくだけということか。
老練だね。やり方が。
「後継首相は平和憲法継承を 中国党幹部が表明」(東京)。
内政干渉だ,なんて声も出るかも知れないが,しかし,そういう「希望」もいいたくなるわな。
いまの日本の政治では。
以上,今日のポスト小泉をめぐるあれこれ。
麻生氏が出馬の意向表明 自民党総裁選
麻生太郎外相は9日午後、都内で講演し、9月の自民党総裁選について「(立候補するために必要な推薦人が)20人集まることは間違いない。20人あれば必ず出させていただく」と述べ、出馬する意向を表明した。
同時に安倍晋三官房長官ら小泉純一郎首相の後継候補を念頭に「出ると明確に言っているのは4人の中では麻生太郎1人ということになっている」と強調。麻生氏が出馬した2001年の総裁選についても触れ「(推薦人が)あの時より集まらないことはない」と自信を示した。(共同)(2006年06月09日 13時27分)
「靖国参拝自粛提言」を北城代表幹事が”強行採決”
経済同友会が小泉首相の靖国神社参拝自粛などを求めた「今後の日中関係への提言」を採決した幹事会の詳細が8日明らかになった。北城恪太郎代表幹事(日本IBM会長)=写真=が自民党総裁選を意識して異例の強行採決。「経済優先で他国の言い分を丸のみした提言はいかが」という批判が増幅するのは不可避だ。
先月9日に公表された提言を採択したのは4月21日に東京・丸の内の日本工業倶楽部で開かれた幹事会。約70人が出席し、提言案説明後に賛否の激しい応酬があった。
「日中関係は小泉(首相)ではもうだめだ。9月以降の新首相に期待したい」「無宗教の追悼施設を作るべきだ」と賛成派が主張。一方で「過去の反省はいいが『靖国参拝の再考』まで書くべきではない」「靖国で首相が戦っているのに中国に付け込まれるだけだ。同友会が舵を切ったと思われたら大変。触れないのが適策」と反対派。
勝俣宣夫・中国委員長(丸紅社長)が結論を委ねた北城氏が「できればこのまま出したい。靖国問題に触れずに出すかどうかは、みなさんの意見で決めたい」と採決を強行。結果について北城氏は「数えられませんが、かなり多数。11人が反対されたが多くは賛成」と採択した。
反対派は「靖国神社を参拝するべきでないという表現は、もう少し含みを持たせた方がいい」「首相が退陣する間際にこのような提言を出すべきではない」と食い下がったが、北城氏は「提言は『小泉』と書いたものではなく、後継首相の問題もあることも含め書いてある。ご理解いただきたい」と反論した。
複数の出席者は賛成を「20数人」と、北城氏が説明した「50~60人」を否定。提言が、媚中派で靖国参拝反対の福田康夫元官房長官を総裁選で利するのは明らか。安倍晋三官房長官は総裁選で靖国参拝を争点にすることを否定している。
北城氏は6日、村上世彰容疑者の生みの親とされる宮内義彦オリックス会長を擁護したばかり。(6月9日)
福田氏が旧宮沢派会合に 総裁選へ対抗軸狙い?
自民党の旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ丹羽・古賀、谷垣、旧河野の3派の中堅、若手議員でつくる「アジア戦略研究会」が20日の会合にポスト小泉候補の福田康夫元官房長官を講師として招くことが8日、明らかになった。
研究会は「対米偏重」と指摘される小泉純一郎首相の外交に批判的な姿勢で、福田氏とともにアジア外交重視の姿勢をアピールして、首相後継レースで最有力とみられる安倍晋三官房長官との対抗軸を明確にする狙いがありそうだ。
これまで首相経験者の中曽根康弘、橋本龍太郎、森喜朗各氏が講師として招かれ、研究会は「官房長官経験者として福田氏にお願いした」との立場だ。福田氏も総裁選絡みとの見方を「憶測だ」と打ち消す。(共同)(2006年06月08日 19時21分)
後継首相は平和憲法継承を 中国党幹部が表明
来日中の中国共産党中央対外連絡部アジア2局の李軍局長は8日、都内で自民党の武部勤幹事長、社民党の福島瑞穂党首とそれぞれ会談した。
李局長は、福島氏との会談で、ポスト小泉について「戦後日本の発展の道筋は(現行)憲法にあり、平和を守る道を維持していただきたい。そういう路線を継承する方を希望したい」との見解を示した。中国共産党幹部が日本のリーダー像に直接言及するのは異例。
小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関しては「中国国民に、日中関係を良くしようという日本国内の流れを説明しても、首相が参拝すれば、何を言っても『中国人の気持ちを無視されている』となり、苦労している。大変心配している」と参拝しないよう重ねて求めた。(共同)(2006年06月08日 19時56分)
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